Twitter(X)やInstagram、学校のレポート、プレゼンなどで、他人の画像や文章を使うことってありますよね。 でも、その使い方を間違えると「著作権侵害」になってしまうことがあります。
この記事では、SNSを使う人や学生の方に向けて、「無断転載」と「引用」の違いを、わかりやすく説明します。
出典を書けば、どんな方法でも使っていいと思っていませんか?PowerPointなどで、引用をするときにも、ぜひ気を付けてみてください!
無断転載とは?
無断転載とは、他人が作った文章・写真・イラスト・動画などを、許可を取らずに使うことです。
たとえば、こんなケースはすべて無断転載になります。
- ネットで見つけたイラストを保存して、自分のSNSに投稿
- 有名人の写真を勝手にプレゼン資料に使う
- 他人のブログ記事をコピーして、何も変更せず投稿
どれも「少しぐらいなら大丈夫」と思われがちですが、著作権法では立派な違反行為です。
特にSNSの場合、拡散力が強いため、作者に見つかって通報されるケースも多いです。
引用とは?
引用は、他人の著作物を「自分の意見や説明の補足」として、ルールを守って一部だけ使うことです。 法律(著作権法第32条)でも、条件を満たせば許されています。
引用が認められる4つの条件
- 引用した部分がはっきりわかるようにする(例:「」や引用マークを使う)
- 引用が“メイン”ではなく、自分の意見が“主”であること
- 出典(誰のどの作品か)を明記する
- 内容を勝手に書き換えない
たとえば、こんな書き方ならOKです。
例:「著作権法では、引用は“正当な範囲内”であれば認められると定められています(文化庁『著作権法第32条』より)。」
このように、出典を明記し、引用が補足的な使い方になっていれば、法律的にも問題ありません。
無断転載と引用の違いを簡単にまとめると
| 項目 | 無断転載 | 引用 |
|---|---|---|
| 許可 | とらない | 条件を満たせば不要 |
| 目的 | 自分の投稿や作品のために使う | 自分の意見を補強するために使う |
| 出典表示 | なしが多い | 必ず明記する |
| リスク | 著作権侵害で削除・通報される可能性 | ルールを守れば安全に使える |
日常で気をつけたいシーン別の例
SNS投稿の場合
- ネットで見つけた画像は「引用」ではなく「転載」になることが多い
- 作者が「使用OK」と明記している素材(フリー素材)を使う
- 画像を使うときは、出典やリンクを必ず添える
学校のレポートやPowerPointの場合
- 本やサイトの文章をそのままコピペしない
- 「出典:〇〇サイト(URL)」と書くことで引用として認められる
- 自分の意見やまとめを中心に書く
動画制作・プレゼンの場合
- 他人の音楽や映像をそのまま使うのは無断転載
- BGMはフリー音源サイトからダウンロードする
- スクリーンショットを使うときも出典を明記する
無断転載をするとどうなる?
- 投稿が削除される
- アカウントが停止される
- 学校や会社に連絡がいくことも
- 悪質な場合は損害賠償を求められる可能性もある
「少しぐらいならバレない」と思っても、今はAIや画像検索で簡単に発見されます。 知らなかったでは済まされない時代になっています。
安全に使うためのポイント
- 使いたい素材は「フリー素材サイト」から探す(Pixabay・O-DANなど)
- AI生成の画像でも、商用利用OKかを必ず確認する
- 引用する場合は、必ず出典を明記する
- 自分で撮った写真・自分で書いた文章を使うのが一番安全!
まとめ
- 無断転載=他人の作品を許可なく使うこと(NG)
- 引用=ルールを守れば使ってOK
- 出典を明記するだけで、トラブルを防げる
- 「自分の言葉で発信する」ことが何より大切
SNSでもレポートでも、ほんの少しの意識で、あなた自身も他人も気持ちよく情報を共有できます。 これを機に、正しい著作権の使い方を身につけていきましょう。


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